「はっちゃん、次の仕事」
「分かった。ちっ、失せろ。次はねえ」
「ひっひいいいいいい」
スマホで時間を確認した未衣が八弥さんを止めるとチンピラは逃げて行った
「未衣、次は?」
「事務所。データの確認」
「分かった。ご飯どうする?」
「家で食べる」
「遅いし俺が作るよ」
「ありがと」
「なに食べたいか考えておいて?」
「はっちゃんのご飯全部美味しいからなんでもいいよ」
「未衣はいつも美味しそうに食べてくれるから作り甲斐あるな〜」
まるで、同棲中の恋人同士の会話
「未衣、随分と八弥さんと仲が良いんだな」
気付いたらそんな2人の前に立っていた
「幼馴染、って言ったはずだけど」
「幼馴染にしては随分と距離が近いように見えるが?」
「いつもだよね?未衣」
「離して」
「さっきまで何も言わなかったくせに」
「………」
感情の読めない未衣は、八弥さんの腕を振り払うと少し距離を取った


