「今日も繁華街、居るみたいだけど」
「………」
「お互い逃げてばかりじゃなにも進まないよ」
「わかってる」
「時には、相手を傷付けても自分が傷付いても本気でぶつかる事も大切だと思う」
「………」
落ち着いて言い聞かせるように話す海の深い言葉に、まさにその通りだと思った
「湊が未衣ちゃんに本気なら尚更」
「当たり前だ」
「久々だし繁華街にパトロール、全員で行く?」
「ああ」
海の優しさに、俺は頷いた
「よっしゃ久々に繁華街行きますか!」
「みんなでパトロール久々だね!」
楽しそうに立ち上がった航輝と陸に、心の中で感謝した
重たい腰を持ち上げて支度をする
夜の繁華街に来たのはいつぶりだろう
「うそ!龍神が全員揃ってる!」
「ちょーレアじゃん!」
「まじカッコいい!」
「声掛ける?」
「チャンスじゃない!?」
「全員で来るなんてなにがあったのかな?」
「やばくない?ちょーカッコいい」
うるせぇ女に騒がれるのが嫌で、少なくても俺は全くと言っていいほど夜の繁華街に顔を出してない


