眠り姫と総長様 Ⅲ



頃合いを見て空き教室に来た航輝達に、こっぴどく説教された


あれから、未衣は学校にも倉庫にも来ない


連絡をしても返信が来ない

電話は着信拒否


完全に避けられてるとしか言いようがない



「おい湊、そろそろしっかり話せよ」

「未衣に完全に避けられてるのにどうやって話せと?」

「そんなん家に乗り込めよ」

「無茶言うな」

「それ以外方法ねえだろ」

「いや、そうでもないんじゃない?」



短いようで長いこの1週間


乗り込めという航輝に対して、PCを弄る海の出した案は意外と単純なものだった


「未衣ちゃん、毎日繁華街には仕事で出向いてるみたいだよ。家に行かずともそこに行けば会えるでしょ?」

「……まあな」


会おうと思えば会えるのは分かってた


ただ、未衣に拒絶されるのが怖くて会えない

悪いのは俺なのに