眠り姫と総長様 Ⅲ



「未衣、なんか言えよっ!」

「………るさい」

「あ?」

「うるさいうるさいうるさい!!」

「うっ…おい未衣!!!」


その証拠がコレだ


組み敷いてる男の一瞬の隙を突いて鳩尾を蹴って退かすなんて、普通の女なら出来ない抵抗の仕方


未衣は、本気を出して抵抗すればすぐにでも逃げられた


それをしなかったのは、俺ときっと話をしたかったからで


本気で俺を蹴って教室から逃げ出したのは、心が俺を拒絶したからだ


未衣を傷付けたのは、紛れもなく俺


「くそっ…!!」


持ち主が居なくなったベッドを殴った


「未衣っ…」


話もせず傷付けてごめん





未衣は、次の日から俺たちの前に姿を見せなくなった