「未衣、なんか言えよっ!」
「………るさい」
「あ?」
「うるさいうるさいうるさい!!」
「うっ…おい未衣!!!」
その証拠がコレだ
組み敷いてる男の一瞬の隙を突いて鳩尾を蹴って退かすなんて、普通の女なら出来ない抵抗の仕方
未衣は、本気を出して抵抗すればすぐにでも逃げられた
それをしなかったのは、俺ときっと話をしたかったからで
本気で俺を蹴って教室から逃げ出したのは、心が俺を拒絶したからだ
未衣を傷付けたのは、紛れもなく俺
「くそっ…!!」
持ち主が居なくなったベッドを殴った
「未衣っ…」
話もせず傷付けてごめん
未衣は、次の日から俺たちの前に姿を見せなくなった


