「それってどういう…」
「仕事は勿論、男としても未衣を満足させられる自信がある」
「………」
「お前と、同等に接せられるヤツなんて一握りしかいないだろ」
「…っ」
「ほら図星」
見たことない、はっちゃんの男の顔
野次馬達はそんなあたし達を囲うように見ていた
「はっちゃん…」
「ごめん、困らせたいわけじゃないんだ。先集金行こうか」
「…うん」
困り果てたあたしに、眉を下げて笑ったはっちゃんは腰から腕は離してくれなくて
そのままみーくんから送られたリストの店舗に集金しに行った
近くで待機してたしーくんに集金を渡しに行く
「よろしく」
「確かに。それじゃ楽しんで〜」
しーくんはあっという間に車に乗って帰ってしまった
なんとなく、はっちゃんとの間に流れる沈黙が気まづい


