眠り姫と総長様 Ⅲ



「未衣、こういうのどう?」

「あっ、可愛い!」

「試着してみて?」

「はーい」


はっちゃんが選んだのは、全体にパールが付いた他にあまりない凝ったデザインの身体のラインが分かる綺麗目なドレスワンピ


はっちゃんに背中を押されて試着室に入る


か、かわいいっ…!


「はっちゃんどうかな?」


カーテンを開けて1回転して見せると

「うん、可愛い。すいませんこれお願いします」

頭を撫でて満足気に店員さんを呼び出してそのまま会計を始めたはっちゃん

「買ってくれるの?」

「俺が選んだ服着てほしくて連れてきたんだから当たり前」

「ありがとはっちゃん!」

「どういたしまして」

どうやらこのまま着ていくらしく、店員さんがタグを外してくれた


「ありがとうございました〜」


着てきた洋服をショッパーに入れてもらい、お店を出る