眠り姫と総長様 Ⅲ



「はっちゃんお疲れ様」

「あ、未衣おかえり。久々の篠原流稽古が楽しくて…誘ったのに待たせてごめんな?」

「全然いいよ。良いもの見れたから」

「俺に見惚れてた?」

「違います〜」

「なんだ残念」



「俺も汗流して支度してくるからもう少し待ってて!」

「はーい」


ハードな稽古を半日したにも関わらず疲れた様子が見られないはっちゃんと道場から出て廊下で別れた


「みーおかえり」

「あ、みーくんただいま」

「ハチと出掛けるんだろ?」

「うん」

「悪いけど、行ったついでに残りの店の集金いいか?」

「いいよ〜」

「あとでリスト送るから」

「はーい」

「ごめんな、せっかくなのに仕事頼んで」

「大丈夫だよ。みーくんは今からあそこに出向くんでしょ?」

「あぁ。ハチにも伝えてあるから今日は2人でバディ組んで何かあったら報告頼む」

「はっちゃんと?わかった」


お出掛け6割、パトロールと仕事4割


「未衣お待たせ。んじゃ雅さんいってきますね」

「頼んだ。」

「未衣は守るんで安心してください」

「当たり前だ」



そんな名目ではっちゃんと夜の繁華街に行った