翌朝、大広間に朝ご飯を食べに行くと既にはっちゃん達がご飯を食べてた
「未衣おはよ」
「はっちゃんおはよ」
「こうして見ると未衣も普通の女子高生だよなぁ」
「一応女子高生だもん」
「変な虫がつかないか心配だ」
「だ、大丈夫だよ!」
「なにかあったらすぐ俺に連絡して?そいつ殺すから」
「一般人に手出さない!そろそろ行くね!」
過保護なはっちゃんに呆れた様子のみーくんと、驚いた様子の組員達
車の目の前まで送ってくれたはっちゃんは、
「未衣いってらっしゃい」
「んなっ…!」
送り迎えしてくれてる組員全員の前で、あたしの頬にキスを落とした
思わぬ出来事に、フリーズする
「未衣顔真っ赤」
「だ、れのせいで!」
「ん?俺のせいでしょ?嬉しいな」
「〜いってきます!」
ニヤリと笑うはっちゃんを無視して、思いっきり車の扉を閉めた
「お嬢、」
運転席で待ってたしーくんは、あたしを心配そうに見ている
「……湊に言えない」
嵐の、予感


