関西のとある組織を潰す為に1年間、次期組長としての見極めも兼ねて片山の本家を出て大きな任務を遂行しにいったはっちゃん


みーくんとはっちゃんはお酒を呑みながら真剣に仕事の話をしていて、私も隣で夜遅くまで聞いていた


小さい頃から片山組長と一緒によく篠原に来ていたはっちゃんは、パパ達がお仕事している間あたしと遊んでくれてた


そして昔からみーくんが惚れ込むほどのトップに立つ素質を産まれ持ったはっちゃんは、本当に強い

密かな私の憧れでもある


「そういえば、去年抗争で未衣が最高司令官だったって噂聞いたけど本当?」


「本当だよ。参加はしてないけど指示は出してた」


「ちょっと見ない間に未衣がすげえ強くなってんだもんなぁ。俺もうかうかしてられないや」


「はっちゃんこそ、すごい活躍してるって聞くけど」


「そりゃいつでも親父の跡継げるように日々鍛えてるからね」


「そういうところなにも変わらないね」


「未衣だって相変わらず仕事の量やべぇんだろ?」

「んー、最近は特に多い」



こうして気軽に話せる男の子は、あたしにとってとても貴重で

共通の話題が多いはっちゃんは昔からあたしの扱いが分かってるからすごく楽なの