すぐにすぅすぅと可愛い寝息を立てた眠りについた未衣


よっぽど疲れてたんだろう


どこまでも果てしなくなにしても可愛い


『"篠原未衣に逆らうな"
"篠原未衣の言うことは絶対"』



「んっ……み、なと…」


寝言で俺の名前を呼ぶ無防備で可愛くて小さい未衣が、恐れられてる理由が未だに分からない


「仕事なんてしねぇで、ずっと俺の隣にいてくれ」


もしも未衣になにかあったら…なんて考えなくねえ


「俺が守るから」


なぁ未衣


俺、まだまだお前の事なにも知らねぇよ


一筋縄でいかないお前を捕まえるのがどんなに大変か……



本当に、どうしていつも俺の腕の間をすり抜けて逃げるんだろうな