眠り姫と総長様 Ⅲ


「あ、湊おかえり〜」

「親父さんなんて?」

倉庫に帰ると航輝と海が居た

「陸は?」

「アイツ今便所」

「戻ってきたら話す事がある」

滅多にない俺の発言に、何かを察したのか無言で頷く2人


数分すると陸が帰ってきた


「あースッキリ〜!って湊おかえり〜」

「あぁ、陸話あるから座れ」

「え、なになに怖いんだけど」


幹部が揃ったところで俺は先程の親父との会話を伝えた


「うーむ、未衣がやたら不安そうな顔してたのはこういうことか」

「未衣ちゃん1人を潰す為に一般人の俺たちを狙うって仮にもデカい組の若頭がすること??」

「なんかムカつくー!!!」


まぁそう思うのも当たり前だよな

昨日の未衣の話しからして、益田剛の未衣に対する執着心は異常だ

「なるべく面子もお前らも巻き込みたくないし被害を出したくない。だからなるべく倉庫でまとまって過ごすようにしてほしい」

俺と同じ事を考えたのか、珍しく陸までも無言で頷いて返事をした