眠り姫と総長様 Ⅲ


湊side

未衣が帰った次の日、俺は珍しく親父に呼び出されて本家に来ていた

「話ってなんだよ親父」

「んな急かすな、と言いたいところだがそうもいかねえんだよなぁ…」

険しい顔をしている親父に、なんとなくタイミング的にもそうだろうと勘が働いた

「篠原で何かあったのか?」

「いや、そっちの進みは順調だろうな。」

「だったらなんなんだよ」

まさか未衣になにかあったのか!?

「お前未衣の事になるとすぐ顔に出る癖治したほうがいいぞ?」

「っせえよ」

どうやら俺の考えがバレたらしい

「何かあったとすれば、お前たちのことなんだよ」

「どういうことだ?」

俺は親父から益田剛の馬鹿げた話を聞いた


「……つまりゴミは未衣を直接ヤるんじゃなくて、あえて未衣が大切にしている俺たちを全員潰す事によって自分の欲を満たそうとしているってわけか」

ちっ、面倒くせえことしやがって