たくさんぎゅぅして身を任せてたら、放課後には元通りになった湊


「じゃ〜ね〜!」


今日はみーくんの仕事の手伝いがあるから、みんなとバイバイして別の車で帰った


入れ違いで見慣れない車が学校近くに止まったのを確認した


恐らく宮田組の所有する車で、乗ってるのは宮田舞だろう

モヤモヤするけど、今日だけは我慢してねと心の中で湊に謝っておいた


「お嬢、ニヤけてますけどなんか良い事でもありました?」

「んーん。面白くないこと」

「珍しいですね」

「湊が宮田組のお嬢に気に入られたんだって」

「ほう」

「いっちゃんに後処理頼まれちゃった」

「ご苦労様です」

「なにしようかなって考え中」

「……ほどほどにお願いしますよ」

「だって私だよ?しーくん想像つくでしょ?」

「秒殺ですね」

「ふふふっ。楽しみ〜」