「必ず守る」
約束も、未衣自身も
「私も守るよ。なにがあっても絶対に。」
覚悟を決めているような強い瞳は、揺らぐことがなかった。
「そろそろ飯食うか?」
「食べる!!」
一瞬で張り詰めていた空気は和やかな空気へと変わる。
相変わらず切り替えが早くてある意味助かる。
とりあえず俺は一刻も早く未衣不足を解消したい。
今は益田のことを忘れて、未衣には休んでほしい。
「航輝が未衣の大好物作って待ってるから行くか」
「こーちゃんが!?湊早く行こ〜!」
「はいはい」
昼過ぎだしお腹空いたのか、ベッドから起きあがった未衣に俺は腕を引っ張られる
ご機嫌な未衣は俺の指と自分の指を絡ませて部屋を出ようとした
いちいちやることが可愛すぎんだよ…
繋がってる腕を引き寄せて一瞬触れるだけのキスをする。
「んっ…」
「飯食ったら1ヶ月放置したお仕置きな?」
手は繋いだまま目線を合わせて額をくっつけ逃げ場をなくすと、口をパクパク頬を赤く染めて頷くお姫様
あぁー、まじで可愛すぎる
今すぐ襲いたいが、外で首を長くして待ってる奴らがいるから理性をフル活動させて今度は俺が未だに頬を赤くしてる未衣の手を引く