雨上がりの恋

「優しい良いお友達がいて幸せね、美優は。しかもかなりのイケメンだし。」

イケメンって、それは良いお友達には関係ないと思うけど。

頼人が母の好みに完全に合致したのは間違いない。

さっきから頼人に向けられる視線と声には無理があるし、やっぱり私達は親子なんだと再確認した。

「それじゃ。…僕はこれで…」

タイミングを見計らっていたと思われる頼人がそう言ったので、私もそのまま頼人を見送ろうとした。

「うん、ら…櫻田君、わざわざごめんね。ありがとう。」

なのに今、私たち二人はリビングのソファに仲良く並び座らされていた。

頼人に申し訳ないと思う気持ちは勿論あったけど、それ以上に初めて見る彼のその姿に萌えている自分も確かにいた。