「でも、ごめん‼あっくんの気持ちには応えられない……」

「……どうして?」

「私…今好きな人がいるの」

「え……」

急にあっくんの表情が暗くなった。


「誰……?俺の知ってる人?」

「ううん、あっくんは知らない。この高校で知り合った人だから……あ‼」

「え……それって」

言いかけて私はハッと口を手で押さえた。



私のバカ。

こんなこと言ったら、私の好きな人が「女性」だってバレるのに‼