ことちゃんが少し私の手を強く握った。
でも強引ではなく、私を離さないかのように、包み込むかのような力強さだった。
「姫芽・・・行こうか」
「うん・・・・」
ことちゃんの家に着くまで。
私たちは、一言も喋らず歩いていた。
この世界から、音が消えてしまったかのように。
この世界に、私たちだけしかいないかのように・・・。
ただひたすら恋物語という名の道を歩き続けた。
バタン。
ことちゃんの家に着いて。
私はことちゃんに手を引かれて、部屋まで連れて行かれた。
でも強引ではなく、私を離さないかのように、包み込むかのような力強さだった。
「姫芽・・・行こうか」
「うん・・・・」
ことちゃんの家に着くまで。
私たちは、一言も喋らず歩いていた。
この世界から、音が消えてしまったかのように。
この世界に、私たちだけしかいないかのように・・・。
ただひたすら恋物語という名の道を歩き続けた。
バタン。
ことちゃんの家に着いて。
私はことちゃんに手を引かれて、部屋まで連れて行かれた。



