やっと気持ち伝えられた。

まさかことちゃんと両想いだったなんて・・・。

どれだけ私たち遠回りしたんだろうね?

ことちゃんは私の頭を優しく撫でてくれる。


なんでことちゃんの手は、こんなにも優しいのだろう?

あたたかいのだろう?

もっと泣いちゃいそうになる。


「姫芽、それじゃあ・・・私と付き合ってくれますか?私の恋人になってくれますか?」

そんなの決まってる。


「はい・・・」

私たちは顔を見合わせて笑った。