あー!!私って何でこんなに馬鹿なんだろう?


思わず私の好きな相手が同じ「女性」だと口を滑らせて。

いや、そう思わせるような発言をしてしまうなんて……。



あの後、彼にこう言われたんだ。


「これは力ずくでもこっちゃんを奪い取ってみせる。例え好きな相手がいようとも……。俺の恋の邪魔をする者は、誰であろうと許さない。大丈夫、こっちゃんが俺を受け入れてくれれば、その相手にも危害を与えないから」


悪魔の囁きのようにあっくんは私にそう言い放ったのだ。

まさか悪い予感が当たってしまうなんて……。