「小菜ちゃんっ」


放課後、いざ七瀬くんと誠学へ向かおうとしていたら、教室を出る寸前で可愛らしい声に呼び止められてしまった。


声まで可愛いとかずるくない!?

と思いながら振り向けば、そこにいるのはもちろん麻里ちゃんで。







「麻里ちゃん!どうしたの?」



「よかったらこのあと一緒にカフェ行かない?」