「そうだ、私もお土産買ってきたんだよ!」 鞄の中からお土産を出して渡すと 「ありがと…!」えへへと笑うコウくん。 しばらくコウくんと戯れて癒しパワーをもらい 「そろそろ七瀬くんのところ行こっか」 と言うと首をふるふるし行かないというコウくん。 「どうして?」 「…知らない、人。いっぱい」 そう言われて七瀬くんのほうを見てみれば、さっきの倍の人たちに囲まれていた。 すごい……人気、だな。 なんか。うん。なんか。 「じゃあ、あっちで私と待ってよっか」 「うん…!」