え、もしかして私本当は可愛い……? そう思って窓に映った自分の顔を見てみたけれど、そこにいたのはやはり幸の薄そうなのっぺらい顔で一気に落胆する。 期待持たせんじゃねえ…。 「七瀬くんは褒め上手だね」 さすが天然たらし。と心の中で付け加える。 「本当のこと言ってるだけだよ」 なんていう彼に少し呆れ気味で 「そういうこと誰にでも言ってる疑惑浮上」と笑えば ドサッという音がしてーーー…… 押し倒された。 な、んでえええええええええ!?!? なんで!?なんで押し倒されてるの!? はあ!?