天然たらしが本気を出す時。



やっとの思いで駅につき足早に降り
思いっきり酸素を吸う。



それを見ていた七瀬くんが


「ごめん、そんなに苦しかった?」


と申し訳なさそうな顔をして謝ってきた。



「違うの!これは明らかに私のせいだから」


「…?」



七瀬くんきょとんとしてるけど
明らかにイケメンに慣れていない私のせい…!



だって七瀬くん、近くで見れば見るほど美少年なんだもん。


モテる~という感じのオーラはないけれど
裏モテするタイプだと思った。





「それより遅れちゃうから早く行こう!」



未だにきょとんとしている七瀬くんに声をかける。


どうでもいいけど、そのきょとん顔可愛いな!





「ん、行こう」



そう言って私の手を掴み歩き出す七瀬くん。

よし、急ごう。










ーーーー……待って待って待って!!




「ちょ、七瀬くん!…手!」



とってもナチュラルに手掴まれたから、そのまま気にせず歩き出そうとしちゃったけど可笑しいよね?!



なんで私の手掴んだの?え?








「あ、ごめん。弟と歩くときいつも手繋いでるから癖で…」






「無意識だった…」と慌てて私の手を離した。







ーーーーーーー………びっくりした。