そのあと七瀬くんが近くの自販機でジュースを買ってきてくれて
「元気なかったから心配したけど、元気でたみたいで安心した」
と言ってくれて 私の中で七瀬くんの株は急上昇した。
七瀬くんが天然たらしということを知らなければ確実に惚れていたに違いない。ほら、私単純だから。
でもあれだなぁ…。
天然たらしというか、とても良い人……仏みたい。
そして七瀬くんが降りる駅と私が降りる駅が一駅違いだということが判明し、一緒に電車に乗った。
そういえば朝同じ電車にいたもんね。
「今日はお疲れ様、また明日ね~」
私の方が早く降りるので七瀬くんに手を振り
「ん、また明日」
七瀬くんが手を振り返してくれたことに感激しながら家に帰った。
今日一日辛かったな。
そう思ってたけど案外不思議なもので
七瀬くんと話したあとは、なんだか心地良かった。
「小菜~アイス買ってきて~。チョコミントのやつ」
家に帰って早々お兄ちゃんにパシリに使われながら思うことは、お兄ちゃんが七瀬くんみたいだったらよかったのに。ということだった。
それを直接お兄ちゃんに言うと
「はぁ!?七瀬って誰だよ!え、なに男?
小菜に!?はぁ!?」
いつも余裕ぶちかましてるお兄ちゃんが焦っているのが最高に面白かった。

