仕方ないから自分の席に行くと
「あ、小菜。おはよ~」
私の席の後ろにいたミユとマイが気だるげに私に手を振ってきた。
「おはよう」
「今日麻里ちゃんと来たの~?」
「うん!途中で会ったんだよ」
「へぇ。最近2人で一緒にいること多いね~」
「そうかな?…あー、でも私の恋に協力してくれるらしくて。だからかも」
そう言うと、私の横の席に座り携帯の画面とにらめっこしていたマイが口を開いた。
「最近麻里ちゃんが、よく七瀬くんと一緒にいるのはそのせい?」
マイのその言葉に
「あ~。確かに最近多いよね。二人でいること」
と、ミユがうんうんと頷く。
「でもさー、小菜が七瀬くんのこと好きって知ってるのに近づきに行くのって結構謎じゃない?」
「え、そうかな?」
「そうでしょ。だって、麻里ちゃんと七瀬くんが二人で仲良くしてたら 小菜嫌でしょ?」
マイに肩を掴まれ力強くそう言われて、少し考えてみる。
嫌…か。
少し疑問に思ったことはあるけど、麻里ちゃんには堀北という彼氏がいるし、なにより私に協力してくれてるしなあ。
「んー、あんまり嫌だと思ったことないよ!私のために七瀬くんに話しかけたりしてるんだし」
「…それがおかしくない?なんで小菜のために麻里ちゃんが七瀬くんと仲良くなる必要があるの。むしろ二人の時間を邪魔されてるくらいじゃないの?」
邪魔って…!
なんて言い方するの…!

