でも、七瀬くんと付き合えたら
ーーーー…楽しくて幸せなんだろうなあ。
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次の日、すっきりしない気持ちのまま電車に乗りいつもの駅で降りて歩いていると、見覚えのある金髪を見つけた。
…神谷くんだ。
あの、転んでいた金髪くん。
もしかして私と最寄駅同じなのかな?
この前会った時は私がいつも乗る駅の近くで会ったもんね。
多分駅まで自転車で行ってるんだろう。
とぼとぼ歩きながら神谷くんの金髪を見つめていると、パッと目が合った。
そして、私を見て驚いた彼はすぐにこちらに走ってきた。
「あ、、どうもっす」
「こんにちは。偶然だね」
「そうっすね。あの、よかったら近くまで一緒に行きません…か」
チラリと私の様子を伺いながら、控えめに誘ってきた彼に、もちろん
「いいよ!」と返事をする。
なんていったって、私は神谷くんから仲良くなりたいと嬉しいことを言われてしまっているのだ…!
そして、不良ちっくな見た目のわりにシャイな神谷くんと家の場所とかいろいろ話していると、後ろからトントンッと肩を叩かれた。
「小菜ちゃん、おはよっ」
振り返ると、天使がいました。
くるくるっと巻かれたつやつやのロングを、靡かせながら私を見上げる天使。
「麻里ちゃん!おはよう」
朝会うなんて珍しい…!
「あ、、じゃあ俺失礼するんで」
神谷くんが気を使ってかそう言うと、麻里ちゃんが神谷くんの手を掴んで
「私の方が後に来たんだから気を使わないでください…!修学旅行の時に会った方ですよね?」
とニコニコと話しかける。
コミュ力高っ!!

