メールで『明日朝早く来れる?』と来ていたので少し早めに学校に行ったら、ニコニコと笑う七瀬くんに手を掴まれて、屋上に続く階段に連れてこられた。
…とってもニコニコしているのだけれど、しているのだけれど……なんか七瀬くんを纏うオーラが若干黒いのは気のせい?
いや、オーラなんて見えないのだけれど。
「早く来てくれてありがとね」
「ううん、全然」
早起きはわりと得意な方なのだ。
だからそれは別にいいのだけれど、なんで呼び出されたのかが問題だ。
どうしたの?と聞くように彼をちらりと見れば、目が合い
「じゃあ、さっそく話を始めようか」
にこりと笑う。でもその笑顔はいつもの七瀬くんの純粋な笑顔ではないような気がする。
「は、はい」

