私は『1-21-16-25-20-42-10』です。

雪の部屋は広い。

けど、寂しい部屋だった。

たくさんの高そうなもの、1人で使うには大きすぎるベッド、大きなテレビ、シャンデリア、きっと俺みたいな凡人は嬉しいかもしれない。

贅沢だもん。

その部屋でささやかに咲く1輪の黄色のスイセンも寂しさを増す。

1番気になるのは窓がひとつしかないこと。

「…こんなんじゃ空も見えねぇな。」

「…見えないよ」

「え、」

雪の声にしては低すぎると思い後ろをむく。