ホントいらねぇもんな。 俺は考えるのをやめた。 こんなこと考えたってムダだ……。 俺は何も考えずに、学校に向かって走った。 長く伸ばした赤っぽい茶色の髪が目の前で揺れる。 少しだけ横腹が痛くなってきて、俺は走るのをやめた。 「はぁ、はぁ。最近全然走ってなかったからな……」 俺は息を整えてから歩いて学校に向かった。 数分歩いて学校についた。 校舎の方に向かうと目を疑った。