殴りかかって来る人たちの腕を避けながら、俺はそう言った。

そして、俺と陽は数人の男たちと喧嘩をした。

これもいつものこと。

理由はいろいろ。

入学して間もないころは先輩たちから目つきが気に入らないと喧嘩を売られた。

外に出れば、服装が、髪が、態度が。

そう言って何度も喧嘩を売られる。

そうしているうちに、俺も陽も喧嘩など慣れたものになった。

その度に、大人たちから説教をされた。

そして言われる言葉。