おいでませ! お稲荷亭へ!!

生きてるのに、妖怪じゃないのに。
私が大声を出すと、九尾…さんは
九つのある尻尾を逆立てた。
「私にも、よく分からないのですが…」
「なんででしょうか……。
もしかして、運命の出会いとか?」
少しふざけてみた。
「ないですね」
即答だった。
そしてそのまま続けた。
「考えられるのは、あなたの願いが 強いということだと
思われます。
それか……。
……貴方には、妖怪が見えるんですよね?
私以外の妖怪が」
九尾さん以外に…。
「はい。 いろいろと」