僕は結局コインランドリーの小さな水道で頭を洗うのだった




その水道は水しか出なかったが夏の朝ということもあり僕は自然に頭を洗うことが出来た




僕はその水道でピチャピチャ頭を洗い水道に付いていた鏡を見ながら念入りに髪型を整えるのだった




そしてその鏡は僕がコンタクトレンズを装着するのにも役立った




普段は目が痒くなるからつけないコンタクトレンズだったが




君とのデートのために僕は迷わずコンタクトレンズをつけるのだった




少しでもかっこよく見られたい




かっこよくない僕のささやかな願いだった




そして、遂に僕は君の元へと向かうのだった