その団地の駐車場は手頃に空きがあり僕の車が停まっていても不自然でなかった さらに団地の人のために設けられた街灯が僕を心強く照らし 僕は長かった一日を終えようやく眠りにつけると思った そんな僕は甘かった 夏の車内はやたら暑く 僕の背中は蒸れに蒸れた 窓を開ければ僕の味方だった街灯が虫を誘い 冷房を入れようにも団地の隣ではアイドリングも出来なかった エアコンから出てくるのは生暖かい空気だけだった 僕は眠るために暑さとの苦戦を強いられることになったのだった 僕の安眠はその先にある