もしも明日があるのなら、君に好きだと伝えたかった。


けれど、毎日夏期講習で平日の昼間はほとんど空いてない。

『ごめん、昼間は無理だ。夕方五時以降なら大丈夫だよ!』

書きかけの文字を消して、こう送った。

『ごめん、うちは親が厳しくて……!門限が六時なんだよね……あ、そうだ!今週の土曜日の夜は空いてる?』

『夏期講習があるけど、その後なら!』

『お祭りに行かない?実は北沢くんに誘われちゃって……でも、ふたりではちょっと……ね、お願い!北沢くん、ほんとしつこくて困ってるの!無理って言っても、じゃあ家まで迎えに行くよって、もう行く気まんまんで……』

菜月が困っているのが目に見えてわかった。

行きたい。でも、お母さんが許してくれるとは思えない。

考えこんでいると、再び菜月からメッセージが送られてきた。

『井川くんも誘ってさ、四人で行こうよ★』

「ええっ!」

し、慎太郎も?

「ど、どうしよう……」

なぜか焦ってしまい、戸惑った。