烏丸を筆頭に、CSSメンバーの顔つきが険しくなった。

「え?な、どうしたんです?皆さん。」

山崎さんは圧倒され戸惑っていると、
烏丸が前屈みになり山崎さんに言った。

「真澄、昔は黙っとったけど。
俺はその"Atack"の特性保持者やで。」

「え?!」

「"Atack"は拳で人を殴れば瞬殺できる位の力だ。反撃も出来ず終いだったって事は、犯人は恐らくスピードタイプなのかもしれないな。」

青山は第1被害者の拳に返り血が無いのを確認すると推理を付け加えた。

「よっしゃ真澄!
この捜査、俺らが引き受けるわ!」

烏丸が立ち上がりお茶を追加しながら言った。