おてんば姫の手なずけ方~侯爵の手中にはまりました~

「隊長、エルディール王国から王女がお見えです」

案内してくれた警備隊の隊員は執務室の扉を3回ノックして、そのまま去っていった。

執務室の扉は中から開き、リンネとエリックは入室を許可された。他の騎士団の団員はそこまで広くないからという理由で入室を断られたので、仕方なく執務室前の廊下で待つこととなった。