そしてリンネは皇太子の方に向き直して皇太子に話を振った。
「皇太子様にもお願いがございます。
明後日、後宮の使用人になるための試験があると聞きました。
その話を聞いた私のメイドのメグが試験を受けたいと申しておりまして…
私自身としては、メグにずっといてほしいのですが、メグが自分で決めた道ですのでよろしければ試験を受けさせてはもらえないでしょうか?
本人も試験に受からなければ諦められると思いますので…」
リンネの急な申し出に皇太子は悩んでいたが、しばらくして答えが出たのかリンネの方を向いて答えた。
「特別に許可しましょう。
ただし、試験の採点方法は他の人と同じです。特別待遇は一切しないという条件で。
また、試験の内容は公正になるように当日まで公表はしていないので、その点だけはご注意ください」
「寛大なご配慮感謝いたします」
無事に試験資格を手に入れたことを早くメグに伝えてあげたいとリンネは思っていた。
それから皇帝や皇太子としばらく話をしたあと、時間も時間なのでということで謁見は終了した。
この謁見でリンネは多くの情報を仕入れることができたので、大成功だといえた。
行きの時と同じように執事長のトーマスとともに部屋まで戻ってきたリンネは別れ際にトーマスに感謝の意を告げて部屋の中へ入っていった。
「皇太子様にもお願いがございます。
明後日、後宮の使用人になるための試験があると聞きました。
その話を聞いた私のメイドのメグが試験を受けたいと申しておりまして…
私自身としては、メグにずっといてほしいのですが、メグが自分で決めた道ですのでよろしければ試験を受けさせてはもらえないでしょうか?
本人も試験に受からなければ諦められると思いますので…」
リンネの急な申し出に皇太子は悩んでいたが、しばらくして答えが出たのかリンネの方を向いて答えた。
「特別に許可しましょう。
ただし、試験の採点方法は他の人と同じです。特別待遇は一切しないという条件で。
また、試験の内容は公正になるように当日まで公表はしていないので、その点だけはご注意ください」
「寛大なご配慮感謝いたします」
無事に試験資格を手に入れたことを早くメグに伝えてあげたいとリンネは思っていた。
それから皇帝や皇太子としばらく話をしたあと、時間も時間なのでということで謁見は終了した。
この謁見でリンネは多くの情報を仕入れることができたので、大成功だといえた。
行きの時と同じように執事長のトーマスとともに部屋まで戻ってきたリンネは別れ際にトーマスに感謝の意を告げて部屋の中へ入っていった。

