また来世、夜に目覚めたら

 「夜」
 「なに」
 「夜」
 「だからなに」
 この会話の何故か10回くらいして、自分も彼女と変わらない馬鹿だなぁとしみじみ思う。
 「やっぱ、夜っていいね」
 彼女は月のようにきらきらと笑った。急にそんなこと言われても何を返せばいいかわからない私はただ黙っていた。
 でもよく考えたら彼女が私を呼ぶことなんて今日限りなのだ。