あかいろのしずく

でも違ったのです。純は笑ってこう言いました。




「今日は逆にしてみましょう! わたしが先生のこと診てあげます」




僕はポカンとしていました。
勿論こんなことをしている場合ではありませんでしたし、純がそんなことを言い出すなんて思わなかったからです。

けれど、僕はそろそろ、誰かを頼るべきなのではないかと思いました。



どうせ自分から悩みを聞いてくれなんて言える人間じゃないのは承知です。それなら別に、今その機会が来たというわけで受け入れてみよう。



僕は「じゃあ、お願いします」と言って苦笑いしました。



それで僕と純の、逆カウンセリングが始まりました。