『あなたの名前は?』
『ミナトです』
――――「せんせいたすけて」
僕は、どうして、気づけなかったのでしょう。
純はいつも、僕に伝えようとしていた。
胸の奥から湧きあがってくる感情に、酷く眩暈がしました。
悲しいくせに、やっと知ることができたなんて安堵がこみ上げてくるのです。
抵抗できない純を無理やり立たせると、次にミナトは純をコンクリートの壁に押し付けます。それで自分の大きな手で純の綺麗な首を包み込むようにすると、思い切り首を絞めました。
純は足を動かしたり手でミナトを突き飛ばそうとしたり、なんとか逃げようと抵抗するけれど、ミナトは動じず笑いながら首を締めあげていきます。



