僕がついさっき純がいたベンチに向かっていくと、置いてあったのです。
まさか忘れるなんて、と驚きながらも拾い上げました。
僕は今、純と少年の後を追っています。
傍から見れば立派なストーカーでした。
でも、違うのです。
そこまでして純に謝りたいわけではありません。
声をかけたくてついてきたのでも、振り向いてほしいわけでもありませんでした。
僕は携帯を見ました。
ベンチの上に置いてあっても、画面はまるで、僕を待っているようにつけたままで。
僕は純が、あの時打っていた言葉を見ました。
あんなに画面に食い入るように見て打っていたのに、そこに残されていたのはたった八文字のメッセージ。



