あかいろのしずく














それから数十分後、純は案外簡単に見つかりました。




ますます足が痛くなってきたので休もうとして、またあの公園に戻ってきたときです。時間が経ったからか、子供たちはいなくなっていました。


代わりにポツンと、僕がついさっき座っていたベンチに、純が一人で座っていたのです。メールでもしているのか、真剣に画面を見て文字を打っていました。



僕は声をかけようと思いました。
でも、かける言葉が見つかりませんでした。


名前を呼ぶのは恥ずかしいし、かといって「やあ」「こんばんは」というのもなんだか変な気がしました。普段自分から話しかけないせいでこんなことになったのです。





僕は公園に繋がる道に立ったまま、進めないままで考えていました。