要するに、謝りたかったんです。
そのために僕は......。
ドン、ドン、と花火が空で鈍い音を打ちます。
光が人々の髪や屋台の屋根、足の隙間のアスファルトを照らしました。
腕時計を見ました。もうすぐ午後九時になりそうでした。
僕は焦り始めたけど、足元は落ち着いていました。
そこまで規模が大きい祭りではないのです。
今この瞬間、隣をすれ違っていてもおかしくないのです。
そう思うと、「探す」というよりかは「見つける」という感覚に近いような気がしました。
ようやく頭がすっきりしてきて、僕は純の影がないかをゆっくりと探し始めます。



