足が疲れてきました。
次第に、自分がどうしてこんなことをしているのかと思うようになりました。
髪を切って眼鏡をはずした理由。
ここに来た理由はちゃんと、あったんでしょう?
僕は僕に問いかけました。
考えたくないと。体が、心が答えます。
だってそれを認めてしまえば、僕はもう今の僕ではいられなくなってしまう。
これはただ、僕がたまたま純の話を聞いたからなのです。
興味が沸いたのです。実際、祭りなんてもう何年も行ってなかったですし。
そう考えて、僕は笑ってしまいました。
人混みの中で一人、俯いて笑顔を隠します。
自分勝手な行動に、そうやって理由をつけて正当化することで疲れるのも、分かっていたからでした。



