次に意識がはっきりしたのは、人混みに揉まれて身動きがとれずにいた時でした。
ふと意識が覚醒したように感じたのです。
さまよっていた肉体に魂が戻ってきたような気がしました。なんだか足が痛いです。僕は自分が何をしているのか分からないままでした。
辺りを見渡しても人しかいません。
頭上で大きな音が鳴ったかと思えば、ある一点からカラフルな光が花のような形に広がって、パラパラと散って煙を残して消えていきました。
リンゴ飴。焼きそば。かき氷。
子供が大好きなものばかりです。
さて、こんなところで僕は、何をしようとしていたんでしょう。



