あかいろのしずく


言いたいことは沢山ありました。でもそれはいつもです。
言えないことばかりなのは、いつものことなのです。



たかがってなんだ。

なにが延長線上だ。

どこが、延長線上だ。





僕は悔しいような悲しいような、こんなもどかしい思いをしています。
純はもしかしたら、僕の心の中をもう見透かしているかもしれません。



それでも。







「先生と、生徒ですよ......?」




苦笑して呟いた言葉は、そのまま自分の胸に刺さります。



そうなのです。

先生と生徒。その事実はいつ何時でも不変なのです。


僕達が構わなくても、お互いがお互いをどう思っていても。
僕達を取り囲む環境や人々が、快くそれを了解してくれるはずがありませんでした。