でも、もう少し涼しかった時はいつも窓を開けてと言ったし、今だってクーラーをかけています。
「寒いですか?」
「なんで?」
純はキョトンとして聞き返しました。
「半袖じゃないから。長袖の子って少ないでしょう?」
「あー......」
純は少し考えるような仕草をしてから言いました。
「私ね、半袖持ってないの。必要ないと思って買わなかったんだ」
僕は暑がりだし寒がりなので、当然半袖のシャツを着ていました。
買うのは強制じゃなかったようです。
それなら半袖じゃなくても納得がいきます。
あ、そうそう。この日もネクタイが曲がっていたので、純に指摘されてしまいました。



