あかいろのしずく

そういえば、カウンセリング実施日を知らせるためのプリント掲示がありました。



一瞬、どうして純が僕の名前を知っているのか疑問に思いましたが、僕の名前も載っていましたね。




「いいですよ」

「やった!」




純は笑うと可愛いです。変な意味じゃなくて。

子供と言っては怒るから言わないけれど。僕がこんな年だから、もし自分が結婚して子供がいたら、純ように元気な子だっただろうかと考えてしまうのです。


ふと、純が右の方に視線を向けました。





「あの窓ってどうして開けないの?」




その視線の先には一つ、小さな窓があります。