子供のわがままのようでした。
でも本当に、僕は僕が今まで頑張ってきた印を、求めていました。
これがカウンセリングというものなのでしょう。
現に、僕は純に、心の奥まで見られてしまいました。
チャイムが鳴り終わると、僕は席を立ちます。
僕は、純には聞こえていなかっただろうという自信がありました。
だから恥ずかしくなんてなかったのです。
純が僕の席のところまで回り込んで、僕が予想もしていなかった行動に出るまでは。
「意外とほしがりなんですね」
弱っていた僕は、事実を指摘されて後ろから抱きつかれても、何もできませんでした。
振りほどくことぐらいできたはずなのに。
僕は何も、しなかったのです。



