紅色の絵の具を抱き締める。 久しぶりに夢に出てきた啓吾は笑いながら私に手を伸ばしていた。 私の事をやっと迎えに来てくれたの? はやく来てよ。 私は両手を伸ばしてあなたのもとへ行くから。 ずっとずっと待ってるから。